サリンジャーが電話で作家になるためのアドバイス 「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」予告

5月6日より劇場公開される、マーガレット・クアリーとシガーニー・ウィーヴァーが共演する映画「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」の、90秒予告が公開された。

公開された予告は、作家を目指すことを決意したジョアンナが、スーツケースと身ひとつでニューヨークにやって来るシーンから始まる。老舗出版エージェンシーでアシスタントとして働き始めたジョアンナの日課は、サリンジャー宛の大量のファンレターに定型文で返信すること。「ライ麦畑でつかまえて」を3回読んだという10代の少年、作家志望の娘を亡くした母親といった読者の情熱にあふれた手紙に心を打たれ、「きちんと返事をすべき」と上司マーガレットに意見をするも、一蹴されてしまう。そんな雑務に追われる毎日に夢を見失いそうになったジョアンナは、サリンジャーからの電話を受け取る。サリンジャーは電話口で、「作家になりたいなら毎日書くんだ」とジョアンナにアドバイスをしてくれる。

後半では、「サリンジャー本人に手紙を渡してよ」と迫る女子学生も登場。そして、思い悩んだジョアンナはある行動を取る。そんな失敗を繰り返しながらも日々成長していくジョアンナの姿をそっと見守る上司マーガレットが、最後に「あなたには夢があるのね?」と問いかける姿も映し出される。

「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」は、1990年代のニューヨークを舞台に、作家を夢見るジョアンナと、老舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャーを担当する女上司マーガレットを描いた作品。世界中から毎日大量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理するジョアンナは、心揺さぶられる手紙を読むにつれ、定型文を送り返すことに気が進まなくなったジョアンナは、個人的に手紙を返し始める。主人公のジョアンナをたマーガレット・クアリーが、マーガレットをシガーニー・ウィーヴァーが演じる。

【作品情報】
マイ・ニューヨーク・ダイアリー
2022年5月6日(金)新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
配給:ビターズ・エンド
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