【MLB】菊池雄星獲得はBジェイズの悲願? NPB時代から注目…GM「才能はエリート」

ブルージェイズのキャンプに合流した菊池雄星【写真:AP】

ロス・アトキンスGMが期待「キャリアで成し遂げてきたことにワクワク」

ブルージェイズの菊池雄星投手が15日(日本時間16日)、フロリダ州ダンイーデンの球団施設で入団会見を行い、新天地でのキャリアをスタートさせた。3年3600万ドル(約42億5500万円)で入団。ロス・アトキンスGMも「彼の才能や武器はエリートなもので、彼がキャリアで成し遂げてきたことにワクワクしているし、ユウセイの未来は非常に明るいと感じている」と期待。獲得に至った経緯も明らかにした。

アトキンスGMは、西武時代から菊池に注目していたといい「彼が初めて(西武から)FAになったとき、私たちは多くの議論をしていた。今オフにまたそれを再開して、初日から私たちのターゲットの1人だった」と強調。メジャーでは3年間で通算15勝24敗、防御率4.97だが、「彼がどんなアスリートであるか、とても自信を持っている」と魅力については熟知しているようだ。

さらに、カナダメディア「スポーツネット」のシャイ・ダビデ記者はツイッターで、アトキンスGMが語った菊池への“熱量”も紹介。「私たちにとって明らかなターゲットだった……代替案についても検討はしていた。そうせざるを得ないからね。しかし、私たちはユウセイにかなりフォーカスを当てていた。そのために全力を尽くしていた」という。

球団では近年、韓国左腕・柳賢振や山口俊(現巨人)らアジア出身の選手を続々と獲得。「(トロントの)街が非常に国際的であることが、アジア選手の行き先として有利な条件になっていると思う。球団としても、異なる文化圏から来た人たちが快適に過ごせるような環境を整えられていると思う」と語った。(Full-Count編集部)

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