被爆から77年が経過した原爆ドームの劣化状況を確認するため、ドローンによる調査が始まっています。
広島市では原爆ドームの「壁のひび割れ」など劣化が進行していないか3年ごとに調べています。
これまでは周囲に足場を組み、調査員による目視などで確認を行ってきましたが、試験的にドローンを使った調査が実施されています。
16日は高精細カメラでドーム西側の撮影が行われました。
広島市都市整備局 大野木博之主事「ドローンのような新しい技術を取り入れながら、原爆ドームを理想的な姿で次の世紀に確実に継承するための保存措置にこれからも取り組んでいきたい」
ドローンによる調査は今月いっぱいまで続き、撮影された1万枚以上の画像を分析することで、足場を使わなくでも調査ができるか検討していくということです。