相鉄HDがリノベーションマンション事業本格参入 都内で6月にも

 相鉄ホールディングス(横浜市西区)は、東京都区部を主要エリアとした中古マンション買い取り再生販売事業に本格参入する。子会社を活用し、6月にも営業を開始。需要の見込まれる都心部を中心にリノベーション(大規模改修)マンション事業を拡大しながら、都内での相鉄ブランド浸透を図っていく。

 休眠中の子会社「相鉄アセットマネジメント」を「相鉄リナプス」に商号変更し、千代田、中央、港、江東、台東の5区を重点的にカバーする。販売戸数目標は2022年度までに500戸。初年度は45戸の仕入れを目指す。

 相鉄グループの相鉄不動産販売(横浜市西区)は12年、「リナプス」のブランド名でリノベーションマンション事業に参入。相鉄線沿線で年々販売実績を増やしてきた。

 新築物件の供給減や価格高騰が続き、割安感のある中古物件の需要が高まる中、「県内での販売実績が好調なことを受け、より需要の高い都区部での事業展開を決めた」と担当者は説明している。

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