電動キックボードで沖縄市内ぶらり 総合事務局が検証 沖縄アリーナを起点に

 【沖縄】沖縄総合事務局は15日、昨年3月に落成した沖縄アリーナ(沖縄市山内)から市中心市街地へのアクセスを向上し、経済活性化につなげるための「モビリティーサービス」に関する実証事業を始めた。3月末まで電動キックボード10台をコザ・ミュージックタウンなどに配備。移動の利便性や安全性を検証し、道路交通の計画に役立てる。 事業は沖縄市観光物産振興協会(島袋隆会長)が受託。関係者が電動キックボードで移動して実施するが、沖縄アリーナでプロバスケットボール琉球ゴールデンキングスの試合がある今月19、20日には一般の利用者を募って実証する。

 15日には沖縄アリーナ前で出発式があり、桑江朝千夫市長らが参加した。総合事務局の本道和樹経済産業部長は「沖縄アリーナでスポーツやイベントを楽しむだけでなく、飲食や宿泊でお金を落としてもらう仕組みを議論してきた」と話し、中心市街地の活性化を目指すとした。 (島袋良太)

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