長崎県立大が合否判定ミス 15人追加合格 一般入試前期、英語の試験で得点換算せず

 長崎県立大は16日、2月25日に実施した地域創造学部公共政策学科と実践経済学科の一般入試前期日程の英語の試験で、得点を換算しないミスがあったと発表した。換算をし直し、15人を追加合格とした。
 同大は2022年度入試から、同部の英語の得点を200点満点から300点満点に換算し、大学入学共通テストの得点との総得点で合否を判定している。
 教員が採点し、それを担当職員が換算することになっていたが、職員が既に換算されていると誤認。公共政策学科の後期日程(3月12日)でも英語の試験があり、14日に得点を整理する際に前期日程のミスに気付いた。
 追加合格となった15人には個別に連絡し謝罪、入学希望かどうか確認中。辞退の意志を示す人もいる。同大への入学を希望し、ほかの教育機関に入学金を支払っていた場合、同大は「誠意をもって対応したい」としている。
 橋本優花里副学長は「ミスを重く受け止めている。職員と教員とのコミュニケーション不足で起こったと考えられる」と説明。「受験者、保護者、関係者にご不安とご迷惑をおかけし深くおわび申し上げる。再発防止に努めたい」と陳謝した。 


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