宮城・福島で震度6強 県内で可能性は? 大地震に必要な備えとは 広島

17日深夜、宮城県と福島県で震度6強を観測する地震が発生しました。県内でも大地震の可能性はあるのでしょうか。そして必要な備えとは?

深夜に2度襲った突然の大きな揺れ。

宮城県と福島県で 震度6強を観測するなど、東北地方を中心に広い範囲で地震がありました。

震源は福島県沖、地震の規模を示すマグニチュードは7.4と推定。直後には津波も観測されました。

同じような地震は広島でも起きる可能性はあるのでしょうか?

広島大学大学院 須田直樹教授「マグニチュード7、5ぐらいの地震でしたら最大規模のものとして(広島でも)起こる可能性はあるかと思います」

広島では2001年に最大震度6弱の芸予地震が起きています。

須田教授「広島の場合ですと液状化によって地盤が非常に弱くなって建物の被害がさらに大きくなる。単純な揺れだけではなくて地盤が緩くなることによる災害の発生というのが特に危惧されます」

震度6以上の揺れとは一体どんなものでしょうか。

安村恵美記者「こちらで今から震度6弱の地震を体験してみようと思います。すごい揺れです!この脚をもっていないと、テーブルが動きだしてしまいそうです」

物が落ち、立っていられないほどの揺れが生じる震度6弱の地震。

実際におきた時、どのような行動をとればいいのでしょうか。

広島市総合防災センター 斉藤孝治さん「調理中であればまずその場を離れる。火は消しません。とにかく身の安全を図ってください。やけどをしない。テーブルの下に入って頂くとかとにかく頭、首の太い血管、これを守っていただきたいと思います。クッションとかあれば頭にかぶせて丸まってダンゴムシのポーズで」

大きな地震だと家具が倒れる危険性も。日頃からできる対策は?

広島市総合防災センター 斉藤孝治さん「落下物がないようにまず片付けておくこと。それから家具が倒れたり電化製品が移動しないように固定です。固定をしておくことです。これが最大の備えであると思います」

© 広島ホームテレビ