エンゼルスがブルペン補強 ブラッドリー、テペラの両右腕と合意

ブルペンに不安を抱えながらも左腕アーロン・ループの獲得のみにとどまっていたエンゼルスがようやくブルペン補強に動いた。メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、エンゼルスはフィリーズからFAとなっていたアーチー・ブラッドリー、ホワイトソックスからFAとなっていたライアン・テペラの両右腕と契約合意。契約条件はブラッドリーが1年375万ドル、テペラが2年1400万ドルであることが報じられている。実績十分の両右腕を加え、ブルペンは大きくグレードアップされた。

現在29歳のブラッドリーは、昨季フィリーズで53試合に登板して7勝3敗2セーブ、13ホールド、防御率3.71を記録。ダイヤモンドバックス時代にはセットアッパーやクローザーとして活躍し、2017年に25ホールドと防御率1.73、2018年に34ホールド、2019年には18セーブをマークした実績がある。

一方、現在34歳のテペラは、昨季カブスとホワイトソックスで合計65試合に登板し、0勝2敗2セーブ、22ホールド、防御率2.79の好成績をマーク。メジャー7年間で通算302試合に登板して防御率3.48を記録しているが、昨季の22ホールドと防御率2.79は自己ベストの数字だった。

エンゼルスはロックアウト前の昨年11月に左腕ループを獲得しており、守護神ライセル・イグレシアスとの再契約にも成功。さらにブラッドリーとテペラが加わり、勝ちパターンの継投は大幅に強化された。相手打線とのマッチアップを考慮しながらループ、ブラッドリー、テペラの3人をイグレシアスにつなぐセットアッパーとして起用していくことになりそうだ。

また、日本時間3月17日にはカブスからFAとなっていたマット・ダフィーの獲得を発表。昨季カブスで97試合に出場し、打率.287、5本塁打、30打点、OPS.738を記録したダフィーを正二塁手として起用し、デービッド・フレッチャーをレギュラー不在の遊撃に回すことが検討されているようだ。

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