樹脂粘土で作られた野の花や、野草の作品を集めた展示会が北鎌倉古民家ミュージアム(鎌倉市山ノ内)で開かれている。「樹脂粘土 野の花・野草アート協会」(東京都)の主催で4月20日まで。
「日本の大切な自然や歴史を守っていきたい」との思いで、2015年から各地で開催している。柔らかい樹脂粘土を葉などに押し当てて、まるで本物のような「野の花や野草」を作っているのが特徴という。
古民家を移築した館内には、フキノトウやタンポポ、ツツジなどをモチーフにした作品約40点が並び、春の訪れを感じさせている。
同協会で代表を務める小玉智子さん(52)は「日頃、目に留めることのない野の花や野草を題材にした。鑑賞して自然を大切にする気持ちを思い出してほしい」と話している。