佐々木希が「やんごとなき一族」で容姿端麗な秘書に。主演・土屋太鳳の母役は石野真子

佐々木希と石野真子が、フジテレビ系で4月14日にスタートする連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10:00)に出演することが分かった。

ドラマの原作は、「Kiss」(講談社)で連載中のこやまゆかり氏の同名コミック。庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(土屋太鳳)が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫・深山健太(松下洸平)と共に真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”。土屋、松下をはじめ、尾上松也、松本若菜、渡邊圭祐、松本妃代、馬場ふみか、倍賞美津子、木村多江、石橋凌らが出演する。

佐々木が演じるのは、深山家当主である深山圭一(石橋)が経営する深山グループで、健太の秘書として働くことになる立花泉。健太の学生時代からの友人であり、憧れの存在でもあった女性だ。容姿端麗で上流階級としての教養も兼ね備えており、深山家の人々からの信頼も厚い。父親は大物政治家で圭一とも親交がある。かつて恋人と共にフランスへと渡った泉だが、ある理由で帰国。圭一の策略で秘書として健太のそばで働くことになり、健太とは数年ぶりに再会する。そして、その再会が佐都にとって大きな試練となっていく。

佐々木は「原作を読ませていただいた時、私演じる立花泉という女性が、徐々に壊れていく姿を見て少し怖いなと感じました…。ですが、物語が進むにつれ、泉が育った背景を知り、彼女を憎めない気持ちになりました。この役が私に務まるのかと正直悩みましたが、今までとは違った新たな感情に出合えるのではないかと思い、参加させていただくことに決めました」と出演の経緯を明かす。

続けて、「深山グループの秘書としての凛(りん)としたたたずまいを持つ一方で、心の奥底に芽生える狂気的な感情をどの程度出していくのかなど、監督と話し合いながら演じていきたいと思います。泉の過去にあった経験があるからこそ出る感情を、繊細に演じられるように頑張りたいと思います」と意気込む。

一方、石野が扮(ふん)するのは、佐都の母・篠原良恵。多くの地元客に愛されている大衆食堂「まんぷく屋」を夫婦で営んでいたが、数年前に夫が他界し、その後、家族としての思い出がたくさん詰まっている自慢の“もつ煮”を守り抜こうと、苦しい経営状況の中、いつも笑顔で佐都と一緒にお店を切り盛りしてきた。「まんぷく屋」の常連でもある健太のことをとてもかわいがっており、2人の結婚を心の底から祝福している。大切な娘が名家・深山家に嫁ぐことになり、心配しながらも佐都の背中を押してあげる心強い存在だ。

「土屋太鳳さんとはたびたび共演のご縁に恵まれとてもうれしく思います。美しく聡明で、愛情あふれる方。そして心(しん)が強く、しなやかという言葉がぴったり。お母さん役ができて最高です!」と喜ぶ石野は、「なんと! こんな世界があるのでしょうか! ドラマチックとはこのことですね。篠原良恵は、心豊かに、娘を愛し、人を慈しむそんな女性の印象です。『やんごとなき一族の皆さま。うちの娘、篠原佐都を、おなめになりませんように』。そんな言葉が出てきそうなドラマです。ぜひお楽しみに!」と見どころを伝えている。

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