死亡4人、30代男性も 沖縄のコロナ新規618人(3月19日朝まとめ)

 沖縄県は18日、新型コロナウイルスに感染していた4人の死亡と、新たに10歳未満から90代の618人の感染を発表した。新型コロナの入院患者が減少しているとして、県全体の医療フェーズを5から4に引き下げた。 亡くなったのは浦添市の30代男性と、石垣市の80代女性と90代男性、居住地非公表の90代女性。30代男性は基礎疾患があり、感染後に病院に搬送されたが、自宅療養に切り替えていたという。感染後に亡くなった年代では最年少で、30代は2人目になる。

 医療フェーズはすでに3Aとなっている宮古を除き、本島と八重山地域を引き下げた。コロナ専用病床は本島で518床から367床へ、八重山は44床から36床に減少した。県全体では宮古の22床を合わせて合計425床となる。

 県によると、コロナ以外の一般病床がひっ迫して救急対応などが難しくなっていることや、急性期病院から慢性期病院や施設への転院が遅れている事情もあるという。

 18日の新規感染者のうち、10代が最多の133人、20代が116人だった。入院患者は前週と同じ曜日で54人減の155人で、重症者は2人となっている。

 県は同日、2月16日から3月1日に八重山保健所管内の医療機関で職員や患者計55人が感染したケースなど、2例のクラスター(感染者集団)を発表した。

 米軍基地関係の感染は15人だった。 (嘉陽拓也)

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