【MLB】鈴木誠也、爆笑のカブス入団会見 背番号27は「トラウト、アイ・ラブ・ユー」 一問一答

カブスへの入団会見に臨んだ鈴木誠也(右)【写真:盆子原浩二】

カブスと5年101億円の大型契約「全てが良すぎて。家で見て涙するぐらい」

カブスと5年契約を結んだ鈴木誠也外野手は18日(日本時間19日)、アリゾナ州メサの球団施設で入団会見を行った。米複数メディアによると、5年8500万ドル(約101億2000万円)の大型契約で、日本人野手のメジャー移籍時の契約としては史上最高額。約31分間の入団会見では、英語で自己紹介。背番号27を選んだ理由を問われ、「マイク・トラウト。アイ・ラブ・ユー」と回答。会見場に集まった日米メディア約50人を爆笑させた。

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――自己紹介。
「ハロー、マイ・ネーム・イズ・セイヤ・スズキ、ナイス・トゥ・ミー・チュー。英語はこれぐらいしかまだ分からないので、しっかり勉強したいなと思います。ここに来るまでたくさんの人にサポートしてもらい、(マネジャーの)澤井さんをはじめ、僕のことをずっとサポートしてくださった方に感謝しています。ここに来るにあたり、代理人のジョエル、ダイさん、本当に日々たくさん電話をして。本当に感謝していますし、チームが決まったことをみんなで喜べています。たくさんの人に評価していただいて、ここに来られたことに嬉しく思っています。皆さんの期待に応えられるように頑張りたいと思います」

――なぜカブスを選んだか。
「素晴らしいチームですし、たくさん評価をしていただいて、その熱意に心がやられて。それが一番の決め手でした」

――カブスの交渉の何が良かったか。
「いや、もう全て。全てが良すぎて。家で見て涙するぐらい。本当に素晴らしいものだったので、心臓がバクバクしました」

――ロックアウト前後でどのようなプロセスだったか。
「ロックアウトに入る前はたくさんの球団の方にいろいろなお話をいただき、本当にたくさん評価をしていただいて。ロックアウトになって交渉がなくなり、もう何も連絡がない状態だったので、自分のやれることをしっかりやって。僕自身はここに来る意思は強かったので、とにかく万全な状態で準備をしようと待ってました」

――日本人メジャーリーガーと話す機会はあったか。
「ダルビッシュさんとか筒香さんとか秋山さんですかね。話を聞いて、街並みだったり、アメリカの生活。どういう生活をしているか聞いてみて、色々と本当に参考になった部分もたくさんありました。ただ、自分がここに来て感じるものもたくさんあると思うので、ここからしっかり馴染んで頑張りたいなと思います」

「ここで一番の選手になりたいという思いで日本で取り組んできた」

――ダルビッシュと話した。カブスについては。
「街もいいですし、ファンも人もすごく情熱があって素晴らしいチームと聞いています」

――日本ではメジャーの試合を見ていたか。
「日本だとメジャーの試合は日本人選手がいるチームの放送が多いので、まだそこまで全チームの選手がわかるほど詳しくはないんですけど。でも、試合時間が日本の試合時間前にメジャーの試合が見られるので、そこでチェックして見ていました」

――なぜメジャーを志したか。
「ここをずっと目標にしてやってきて、ここで一番の選手になりたいという思いで日本でずっと取り組んできたので。ようやくそのチャンスがあるタイミングだったので、挑戦を決めました」

――一番の課題は家族の環境変化なのか、違うリーグで野球をやることなのか。
「一番は家族の環境だったり、違う国に来るので生活の不安はあったので。今はそこを重視して考えています」

――日本からアメリカに来ることはタフな決断だったか。
「全くそんな感じではなく、ここでやりたい気持ちが強かったので。タフとかいう感じでなく、すごく楽しんでいます」

――アメリカではどれぐらい生活しているか。
「2週間ぐらい」

――いつからメジャーでプレーしたかったのか。
「2015年ぐらいに黒田さんが帰ってきて。そこからこの世界に興味を持って、取り組んできたんですけど。特にやれるという自信はわいてないんですけど、もっと力をつけて。今、選手に会いましたけど、体のサイズが違いすぎて、もっとトレーニングをしないとダメだと思いました」

背番号27を披露したカブス・鈴木誠也【写真:盆子原浩二】

不安や楽しみは「半々。楽しみの方が強いかも」

――アメリカに来るにあたって家族の存在は大きかったか。
「すごい大きかったと思いますし、こっちで過ごしていく中で、野球以外で心配になるのが一番嫌だったので。家族が過ごしやすければ、僕は野球に集中して、プレーに集中できるので。僕の中では重要でした」

――なぜ背番号「27」を選んだか。
「マイク・トラウト。アイ・ラブ・ユー」

――チームメートの印象は。
「テレビで見ている人がいっぱいだと思って。初めてプロ野球に入った時もそういう気持ちで。またこっちに来て、そういう気持ちになれて。すごく新鮮で、心がドキドキしています」

――メジャー投手と対戦することへの課題は。
「もちろん日本の投手とは全然違いますし、スピードも身長も体格も違うので。自分の変化を怖がらずに、ここでアジャストするんだ、という気持ちで来ていますし。そこの変化の恐怖心は全くないので。本当に打席に立って、自分が感じたことを打席の中でしっかりやれればいいのかなと思います」

――カブスでは福留孝介選手がプレーしていた。見ていたか。
「もちろん見ていました」

――スプリングトレーニングが短い。不安や楽しみは。
「半々で。もちろん楽しみもありますけど、こんな急にキャンプが始まることは今まで経験したことがないので、もちろん不安もあります。ただ、初めての環境ですごく興奮していますし、楽しみの方が強いかもしれません」

――2011年に高校野球の東京選抜で4試合で3本塁打を打った。メジャーへの原点か。
「あそこでもアメリカの野球はすごくいいなと思ったので。そういうことにしておいてください」

――ロサンゼルスに滞在した。アリゾナに来た印象は。
「飛行機で入りました。ロサンゼルスと違って、自然が多くて。どっちも多いんですけど、ちょっと雰囲気が違って暖かい。なんかいいなと思いました」

――ユニホームをきた感想は。
「いや、もうなんかかっこいいですし、自分がここにいるのが信じられないぐらい。すごく嬉しい気持ちです」

――チームカラーが
「青のユニホームを着るのは初めてなので。すごく嬉しいですし、嬉しいです」

――奥様には。
「ありがとう」

【爆笑動画】「トラウト、アイ・ラブ・ユー」 鈴木誠也が“ドヤ顔”でメディアを笑わせた瞬間

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(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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