人気コメディアン お騒がせミュージシャンの人種差別発言を非難 元妻、恋人らへの問題発言も戒める

コメディアンのトレヴァー・ノア(38)が、自身に対し人種差別発言をしたカニエ・ウェストを非難した。風刺ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』のホストでお馴染みのトレヴァーが、16日に自身や元妻キム・カーダシアン、そしてその恋人ピート・デヴィッドソンに対するハラスメントを理由にインスタグラムから一時停止措置を受けたカニエの昨今の発言を戒めた。

南アフリカ共和国出身のトレヴァーは、母国の黒人霊歌・ゴスペルの「Kumbaya,My Load」の綴りを揶揄し、人種差別的な「K●●n」と綴ったカニエの投稿の下にこう綴っている。

「K●●nなんてね。卒業しても馬鹿なままの奴もいることは明らかだ」「黒人たちを弄んだ最大の偽人種差別者は、僕達が同意できない時はいつもお互いの黒人らしさをはぎ取るよう教えたことを決して忘れてはならない。僕達が自ら粉々になり、決して結束して金棒とならないように仕向けるんだ」

また最近のカニエの様子を目にするのは辛いと続けた。

「君のこんな姿を見るのはとても辛い。君ほど僕に影響を与えたアーティストはいないよ、カニエ。君はサンプルからシンフォニーを作り出した。痛みを『スルー・ザ・ワイヤー』を通して完璧なパフォーマンスに変えた。君の影響で僕のお金の使いかたも考え直すようになったんだ」

「君は僕の人生から消すことのできない部分だ。だから、このような君を見るととても辛い。君がトランプを支持しようと、ピートを酷評しようと俺は気にしない。でも、君が危機と痛みに危険なほど近い道のりを歩んでいることを気にかけている」

トレヴァーが自身の番組で、カニエとの間に4人の子供を持つキムが立たされている現状を見るのは「恐ろしい」と表現していたことに、カニエが反応したようだ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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