<レスリング>東京オリンピック銀メダルのハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)が復帰戦に挑む…3.28~4.3欧州選手権/エントリー

 

 世界レスリング連盟(UWW)は3月17日、今月28日(月)からハンガリー・ブダペストで行われる欧州選手権のエントリーを発表。男子フリースタイル65kg級には、東京オリンピック決勝で乙黒拓斗(自衛隊)と金メダルを争ったハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)がエントリー。オリンピック後の再起戦に挑む。

男子フリースタイル65kg級で優勝戦線をにぎわすか、東京オリンピック銀メダルのハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)=UWWサイトより

 同級には、東京オリンピック57kg級で第1シードだったステバン・ミチッチ(セルビア=元米国)がエントリー。一気に2階級アップに挑んで2024年パリ・オリンピックを目指すもよう。乙黒のライバルの一人だったイスマイル・ムスカエフ(ハンガリー=元ロシア)も出場する。

 74kg級には、東京オリンピックは5位に終わったフランク・チャミゾ(イタリア=元キューバ)がエントリー。65・70kg級に続く世界3階級制覇を目指して現役を続行する。

 女子は62kg級で2018年世界選手権優勝・2021年東京オリンピック3位のタイベ・ユセイン(ブルガリア)、68kg級に昨年の世界選手権65kg級優勝のイリーナ・リンガシ(モルドバ)がエントリー。ロシアからの侵攻を受けているウクライナからは、72kg級U23世界チャンピオンのアナスタシア・アルペイェワら全階級に出場する見込み(関連記事)。

 男子グレコローマンでは、60kg級世界王者のビクトル・シオバヌ(モルドバ)が63kg級にエントリー。130kg級は東京オリンピック3位のリザ・カヤルプ(トルコ)が11度目の世界王者を目指す。

 試合は28日に開幕し、男子フリースタイル、女子、男子グレコローマンの順で行われる。ロシアのウクライナ侵攻によって、UWWはロシアとベラルーシに出場停止を決めている(関連記事)。

© 公益財団法人日本レスリング協会