沖縄コロナ802人感染 20代が増加、拡大初期の兆候か(3月20日朝)

 沖縄県は19日、新たに10歳未満から90歳以上の802人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週の土曜日より123人増加した。13~19日の1週間合計は4371人で前週合計より約3%減少したものの、前週を上回る日もあったことから、県は増加に転じる恐れがあるとして警戒を強めている。年代別の感染者は20代が最多の167人だった。20代が最多になるのは2日ぶり。過去のデータから、20代の増加は感染拡大初期の兆候とみられている。

 県の糸数公医療技監は「現時点で増加に転じたとは言い切れないが、人出の増加で感染機会も増えている。来週前半の感染パターンをしっかり見極めたい」と話した。

 その他の年代は10代が156人、10歳未満、30代、40代が同数の116人、50代が73人、60代が35人、70代以上が23人だった。

 病床使用率は23.7%、重症者用病床使用率は8.3%で、いずれも横ばいだった。

 米軍関係は15人の感染報告があった。基地別では嘉手納基地9人、キャンプ・フォスター5人、トリイ通信施設1人。(稲福政俊)

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