新潟県佐渡市の料理店の出前料理が原因の食中毒が発生、15人が下痢やおう吐などの症状

新潟県によると、今月13日に佐渡市内の飲食店(すし屋)「長三郎」が調理した出前料理を喫食した6人中6人がおう吐や下痢などの症状を呈している旨の連絡が、患者から佐渡保健所に今月17日10時20分ころにあった。

佐渡保健所が調査した結果、長三郎にて調理された食事を喫食した70グループ191人のうち、連絡の付いた6グループ34人中、5グループ15人(10から70歳代の男性8人、10歳未満から70歳代以上の女性7人)が14日正午ころから下痢やおう吐などの症状を呈し、3グループ8人の患者および同施設の調理従事者3人の便からノロウイルスが検出されたことが判明した。

同所は、患者に共通する食事が同施設により提供された食事に限られること、患者及び従事者の便からノロウイルスが検出されたこと、医師から食中毒の届出があったことから、同施設が提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

なお、患者は全員快方に向かっている。

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