20日、日本代表のFW上田綺世(鹿島アントラーズ)がオンラインでの会見に臨んだ。
24日のオーストラリア戦は勝利すればW杯出場が決まる大一番。しかしエースFWの大迫勇也(ヴィッセル神戸)がケガにより直前で離脱する緊急事態となっている。
その代役の有力な候補の一人が今季鹿島で5試合3ゴールを記録している上田であろう。
現在の心境はどうなのだろうか?会見を抜粋してお届けする。
――大迫選手の離脱で上田選手への期待が高まっている。現在の心境は?
まずはコンディションを整えて良いパフォーマンスをする準備をしたいなと思っています。
――オーストラリア戦ではどういった点が大事になる?
1点が重い試合だと思います。僕はポジションの特性上FWですし得点は貪欲に狙っていきながらも、チームの求められていることだったり、そういうところをバランスよくプレーする必要があるのではないかと思います。
――1月の代表合宿に招集されたが直後の予選には呼ばれず。大一番で復帰して今のモチベーションは?
僕は代表にきたら代表だしチームにいたらチームで、自分がその瞬間に属しているチームのためにというかそのことのみを考えているので、落ちてから今までのモチベーションの変動っていうのは正直そこまでありません。
前回の代表が終わったら次は鹿島で結果を残すことに専念して、それで選ばれたらまた代表でってことの繰り返し・積み重ねだと思っているので、またそれは同じかなと。
――短い準備期間で結果を残さなければいけないが?
自分の武器や持ち味を見せなきゃいけないっていうのは、準備期間があろうがなかろうが僕の立場上変わらない部分だと思います。そこもまた一つトライだと思うので。
僕にとっては短い時間の中で動き出しとかシュートもそうだし、自分を使いたいと思わせるようなパフォーマンスをしなきゃいけない。それは求められていることを全うするのもそうだし、やっぱりプラスアルファをどこかで見せないといけないなと思ってます。
――上田選手にとってワールドカップとは?
僕にとっては「テレビで見る大会」という印象が強いですね。自分が出るというより自分が見ているイメージの方が何倍も大きいので。
そういう夢の場所だと思うしそこを目指すのは当たり前だと思うので、自分で勝ち取るチャンスがあるというのは幸せなことだと思います。
――改めてオーストラリア戦、ベトナム戦への意気込みを
自分をこのチームの中で知られないといけないですし、そこにチャレンジしていくっていうのは変わりません。
まずは自分の出場時間を自分で掴み取るということ。試合に出られたら、チームで求められることもありますがそれ以上の部分を見せたいと思っているので、自分の武器である部分を前面に活かしていきたいです。