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糖尿病治療で重要となる患者の自己管理を支援する「地域糖尿病療養指導士」の認定が栃木県内で急速に進んでいる。指導士を認定する本県の機構の発足は関東甲信越地方の都県で最も遅い2016年だったが、21年の指導士数は同地方で3番目に多い633人となった。門戸の拡大や積極的な広報が奏功したとみられる。本県は肥満者の割合が全国でも高い上、糖尿病患者も多く指導士の効果が期待されている。
宇都宮市内で13日に開かれた本県の認定機構(CDE-Tochigi)の講習会。新たに指導士を目指す150人が参加した。氏家病院の管理栄養士、中村智文(なかむらちふみ)さん(39)は「糖尿病の食事指導依頼が多く、スキルアップしたい」と真剣な表情を見せた。