工学院大学とセーブ・ザ・チルドレン、子どもの権利と貧困問題を考えるデジタルコンテンツを共同開発

工学院大学情報学部コンピュータ科学科の藤川真樹研究室は、子ども支援専門の国際NGO公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共同で、子どもの権利と子どもの貧困問題について知り、考えることのできるデジタルコンテンツ「あなたのミカタ! 権利がワカルと世界がカワル」を開発した。

このコンテンツは、経済的に困難な状況にある主人公(高校生)のほか、その周りにいる友だちや親、学校の先生の立場に立って、適切だと思う行動を選びながらストーリーを進めるノベルゲーム形式となっている。「進路選択編」と「アルバイト編」の2つのストーリーがあり、主人公に対して、適切な声がけ、活用できる制度の情報を選び、子どもの権利の視点で考えながらストーリーを進めていく。

開発に携わった、工学院大学4年生(開発担当)鈴木彩音さんは、『このコンテンツを開発するにあたってアルバイトをするうえで自分を守ってくれる制度、金銭面で余裕がなくても学びを続けるための制度など、たくさんの知識を得ました。皆さんにプレイしてもらうためには、どうしたらわかりやすいコンテンツになるかをチームでたくさん追求してきた工夫の詰まったコンテンツです。「あなた」の役に立てるコンテンツになることを願っています。』とコメントした。

「あなたのミカタ! 権利がワカルと世界がカワル」は、Windows搭載のパソコンにダウンロードして無料でプレイできる。また、教育現場でも活用いできる指導用参考資料もある。デジタルコンテンツのダウンロードは申込みフォームから申し込む。

参考:【公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン】国際NGOセーブ・ザ・チルドレンと工学院大学が共同開発 あるのに知らない子どもの権利・意外と身近な貧困問題を考えるデジタルコンテンツ「あなたのミカタ!権利がワカルと世界がカワル」

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