「恩返しで心込めたい」 5月、初の凱旋ホール公演 シンガーソングライター・川崎鷹也(那須塩原出身)

初の凱旋ホール公演が決まった川崎鷹也(photo by上溝恭香)

 那須塩原市出身のシンガー・ソングライター川崎鷹也(かわさきたかや)(26)が5月28日、那須塩原市黒磯文化会館大ホールで自身初となる凱旋(がいせん)ホール公演「凱旋弾き語りライブ」を開く。川崎は「生まれ育った街で歌えることにうれしさを感じつつ、昔からの友人や家族、親戚も来やすいと思うので、恩返しのつもりで心を込めたい」と胸を弾ませている。

 川崎が音楽の道に進むことを決断したきっかけは、母校である黒磯南高の文化祭。ステージに上がり、歌うことの楽しさを知った。そんな原点の故郷で行うライブ。普段と「やるべきこと、伝えるべきことは変わらない。ただ、何げない日々を過ごした場所だからこそ思い入れはより強い」と語る。

 川崎は、2018年発売の「魔法の絨毯」が20年、動画投稿アプリ「TikTok」で使用されたのを機に人気に火が付き、さまざまなメディアに取り上げられた。昨年末にはテレビ番組「第63回輝く!日本レコード大賞」で、ミュージシャンの故大滝詠一(おおたきえいいち)の「君は天然色」を歌い上げ、幅広い世代に実力をアピールした。

初の凱旋ホール公演が決まった川崎鷹也(photo by上溝恭香)

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