横須賀市教育委員会は15日、天神社(同市久里浜)の「絹本著色 天神像」と、市自然・人文博物館(同市深田台)所蔵の「蓼原(たではら)東遺跡出土の漁撈具(ぎょろうぐ)及び関連資料」を市重要文化財に指定した。
市教委によると、天神像は江戸初期の制作とみられ、菅原道真を神格化した天神を梅の花を背景に描いている。
漁撈具は、蓼原東遺跡(同市神明町)から出土し、14世紀半ばから16世紀初頭ごろのものとみられる。各種釣り針やもりなどが出土し、さまざまな漁が活発に行われていたことを示す重要な資料という。
今回の指定で市指定重要文化財は95件となった。