どのガソリンスタンドが安い?レギュラー150円台「ここが安い!利益度外視?」価格を取材

ウクライナ侵攻の影響もあり、高騰が続くガソリン価格。レギュラーガソリンの平均価格は174.9円(3月7日時点)で、172.4円(2月28日時点)を2.5円上回りました。

下がる兆しがなかなか見られないガソリン価格ですが、なかには「レギュラー150円台」と低価格で販売する地域もあるようです。

一体どのガソリンスタンドが安いのか、そしてなぜ安く販売できるのか…。最新ガソリン価格事情に迫ります。

高騰が続くガソリン価格

石油情報センターによると、ロシアのウクライナ侵攻で原油価格が急激に上昇し、政府が支給する元売りへの補助金を上回っている状況だそうです。

札幌市民に話を聞いてみると

「仕事で車を使う機会が多いので、ダメージが大きい」
「政府の対策の効果が出ているのか実感としてない」

など、不満の声がちらほらと聞こえました。

ガソリン価格の高騰に悲鳴が上がるなか、下記のガソリンスタンドでは「レギュラー158.8円」と通常よりも20円安く提供しているようです(3月7日時点の情報)。

・丸紅エネルギーコニサーオイル セルフランド北インターSS(札幌・東区北33条東1丁目)

・モダ石油 メカ・ドック 札幌新道東店(札幌・東区北34条東18丁目)

一体なぜ低価格で提供できるのでしょうか?

低価格でガソリンを販売するお店も…理由は?

販売担当者によると、自社でタンクローリーを用意するなどコスト削減の徹底で安値を実現しているそう。

しかし、専門家によると利益度外視の値下げが続いている可能性もあるようです。

ニッセイ基礎研究所 上席エコノミストの上野 剛志さんは「ガソリンスタンドの運営コスト、人件費、光熱費などを削るか、利益を削るかしかない。周りも引き下げているので、下げざるを得ない」と分析します。

また、会員限定で安く給油できるシステムを採用している他店の影響もあるそう。

たとえば2021年に併設されたコストコホールセール石狩倉庫店ガスステーションでは、会員向けにレギュラー159円で提供しています。こういった安いお店の影響で、値下げに拍車がかかっている可能性も否定できません。

まだまだ続きそうな、ガソリン価格の高騰。少しでも安いところをリサーチしながら、耐える日々が続きそうです。

*みんテレ3月9日OAのものです

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