タンチョウ個体数、有志尽力で増加 特別天然記念物指定70年

北海道の釧路湿原などに生息するタンチョウが国の特別天然記念物に指定されてから今月で70年。一時は乱獲などで絶滅したと考えられたが、再発見後は保護活動が進み、近年は個体数が増加している。国や自治体とともに保護に尽力したのが、個体数の調査や給餌に取り組む地元の有志だ。北海道東部を中心に道内で冬季に確認された個体数は1952年度の33羽から2021年度には1800羽に増加したという。

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