「感謝の年」キックオフ 「ほくほくまつり」盛況 ほくほく線25周年 北越急行

 北越急行(本社・南魚沼市、小池裕明社長)は21日、十日町市旭町の十日町駅西口コンコースで「ほくほくまつり」を開いた。ほくほく線(南魚沼市六日町―上越市犀潟駅間)開業25周年記念イベントとして実施。多彩な催しを用意し、多くの来場者でにぎわった。

同社のマスコットキャラ「ホックン」と記念撮影する来場者たち

 ほくほく線は平成9年3月22日に開業し、これまでの利用者は約6900万人。ほくほくまつりはその感謝を込めて企画され、25周年を記念した乗車券と特別鉄印の発売や、今回はほくほく線にちなんだ商品を用意した「コンコースマルシェ」などさまざまな内容。

コンコースマルシェには4店舗が出店。ほくほく線にちなんだ商品を用意し、関心を集めた

 午前中から幅広い世代が来場した。記念乗車券や特別鉄印、コンコースマルシェでの商品はもとより、実際に使用されていた鉄道部品などが当たる「鉄道くじ」なども大人気。沿線3市(南魚沼市、十日町市、上越市)の保育園児の塗り絵を展示する「ほくほくぬりえてん」も関心を集め、同社のマスコットキャラクター「ホックン」と記念撮影する家族連れが目立った。

鉄道くじ」に長蛇の列
「ほくほくぬりえてん」ではうらがわら保育園(上越市)の園児たちの作品が並んだ

 同社ではプロジェクトチームを編成して25周年事業に取り組んでおり、今後もさまざまな企画を打ち出していく考え。美佐島駅でのアート作品公開が予定されている「越後妻有 大地の芸術祭 2022」(4月29日~11月13日)との相乗効果も狙う。

 小池社長は「(開業25周年プロジェクトは)きょうがキックオフ。(ほくほく線を)ご利用いただいた感謝をお伝えする一年にできれば」と意気込んだ。

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