県内で初めて豚熱に感染した野生のイノシシが見つかりました。
県はワクチンの使用を国に申請するなど感染対策を進めています。
イノシシは20日大竹市で発見され、21日豚熱に感染していたことが確認されました。
豚熱はウイルスで感染する豚とイノシシの病気で、強い感染力と高い致死率が特徴です。
県は危機対策本部を設置し、感染予防用のワクチンを使えるよう国に申請したことを明らかにしました。
発生場所から半径10キロ以内に養豚場はなく、今のところ感染の拡大は確認されていません。
湯崎英彦知事「野生イノシシの豚熱感染が確認されたもので、これが養豚場に入り込むことがないように今がウイルスを封じ込めるための非常に重要な局面」
県によりますと豚熱がヒトに感染することはなく、感染した豚の肉を食べても影響はないということです。