赤旗3回、雨から雪へ。2度目の公式合同テストは荒れ模様のスタートに【富士テスト1日目午前】

 3月22日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2回公式合同テストの1日目が富士スピードウェイで行われ、10時10分からの90分間のセッション1は雨のち雪というウエットコンディションのなか、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークしている。

 3月7〜8日に鈴鹿サーキットで行われた第1回の公式合同テストに続き、今季2度目のテストとなる。開幕戦と同じ富士スピードウェイ、さらに開幕前最後の走行機会となることから、今季を占う上でも重要な位置付けのテストとなる。

 しかしながら、走行初日を迎えた富士スピードウェイはあいにくの雨模様。2日目となる23日にはドライコンディションが見込まれることからスケジュールが変更され、当初予定より1日目午前のセッション1が30分短縮、2日目午後のセッション4が30分延長されることが発表されている。

 10時10分から始まったセッション1では、雨ということもあってかセッション開始と同時にコースインする車両はまばら。三宅淳詞(TEAM GOH)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)らがタイム計測を行うなか、セッション開始5分すぎで早くも赤旗が提示される。

 大嶋和也(docomo business ROOKIE)が、300Rアウト側でストップしており、この車両を回収。10時26分にセッションが再開された。

 その後、新たに走行を始める車両も少しずつ出始めたが、セッション半ばになってもタイム計測をした車両は10台ほど。

 その後、TGR(1)〜2コーナーでジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)がスピンしたため、2度目の赤旗に。さらにセッション再開後、今度は300Rでアレジが再度コースオフし、3度目の赤旗中断となった。

 この頃からサーキットに降っていた雨は雪へと変わり始めた。11時28分にセッションが再開すると数台のマシンがコースインしたが、雪と低気温もあいまって本格的な走行には至らなかった。

 結局セッションは、最多となる19周を走り込んだ大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマーク。2番手にはWEC世界耐久選手権第1戦から帰国したばかりの平川亮(carenex TEAM IMPUL)、3番手に野尻智紀(TEAM MUGEN)がつける結果となった。なお、7台のマシンがタイムを記録していない。

 午後のセッション2は14時40分から行われる予定だ。
《追記》
 降雪のため、14時40分から予定されていたセッション2はキャンセルとなった。テスト2日目午前のセッション3は、23日9時50分の開始が予定されている。

2022スーパーフォーミュラ富士合同テスト 平川亮(carenex TEAM IMPUL)
2022スーパーフォーミュラ富士合同テスト 野尻智紀(TEAM MUGEN)
2022スーパーフォーミュラ富士合同テスト 国本雄資(KCMG)
2022スーパーフォーミュラ富士合同テスト ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
2022スーパーフォーミュラ富士合同テスト 大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
降雪に見舞われた3月22日の富士スピードウェイ。午後のセッションはキャンセルとなっている

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