西蒲区を除く新潟市内で新たに58人の新型コロナウイルス感染症患者、新規患者数が2桁台となるのは約2週間ぶり

新潟市保健衛生部の野島晶子部長

新潟市は22日、市内で新型コロナウイルス感染症患者を新たに58人確認したと発表した。

患者の区別の内訳は、中央区19人、西区13人、東区7人、北区7人、南区3人、江南区7人、秋葉区2人、西蒲区0人。

年代別では10歳未満19人、10歳代9人、20歳代6人、30歳代5人、40歳代9人、50歳代6人、60歳代1人、70歳代3人、80歳代0人、90歳以上0人。

症状については、無症状が6人、軽症52人で、中等症や重症の患者はいない。

感染経路については、既存患者と濃厚接触があった人47人、県外往来が1人、不明の人10人。

新たな集団感染は確認されていないが、既存の集団感染については以下の通り。

・学校関連(大学)では、新たに1人増えて142人に
・学校関連(小学校)では、新たに1人増えて25人に
・学校関連(小学校)では、新たに3人増えて17人に
・保育施設関連では、新たに2人増えて14人に

新潟市は上記の100人を超える集団感染について、大学関連の集団感染であることを明らかにした。この集団感染は、関連の患者が複数の会合に参加していたことから大きく拡大したという。

1日の感染者数が2桁台となるのは、6日(72人)と7日(88人)以来約2週間ぶりだが、新潟市保健衛生部の野島晶子部長は、21日までの3連休で医療機関や検査施設が休止していた影響があると話す。一方で、直近数日と合わせて週単位で前週と比較した場合も減少傾向にあり、明日以降も前週比での減少はつづくと見ているという。

また、これまでと同様に10歳代や10歳未満の子どもと、その親世代の二次感染が多いが、まん延防止等重点措置の終了にともない、飲食などの会合が増加し、家庭内感染以外の経路も増えつつある。

高齢の患者に関しては、22日には80歳以上が0人となっているように、直近では減少傾向にある。野島部長はこの状況に関して、3回目のワクチン接種の進展の影響を指摘し、この反対にワクチン接種が進んでおらず、マスクの着用などの感染対策も疎かになりがちな子どもの感染には引き続き警戒するよう呼びかけた。

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