県立新潟高等学校(新潟市中央区)で授業料などの納付手続に関する書類を誤配布

新潟県教育庁は22日、県立新潟高等学校において、授業料などの納付手続に関する書類を、本来渡す相手とは別の保護者に誤って配布していたことが判明したと発表した。

同校では18日に入学オリエンテーションで保護者から提出された書類を学校で確認し、不備のあった保護者に対し書類を返却。この際、クラス単位で書類を分けて管理していたものの、教員は複数名の書類が配布されていることに気づかず、書類の一番上に記載のある生徒にほかの生徒の書類も合わせて渡したという。

その後22日、返却された保護者から「本人分以外の書類が添付されていた」と学校に連絡があり、事案が判明した。書類に記載されていた個人情報は、3人分の生徒と保護者の氏名、住所、電話番号、口座番号。

新潟高校では、関係する保護者に対して経緯を説明したうえで謝罪。また、誤って配布した書類については、回収を進めている。

再発防止策として個人情報を含む文書を配布する際は、配布対象者を明示するなど、チェック機能が働くよう改善するほか、県教育委員会では、複数名の確認など個人情報を含む書類の作成と送付時の確認を徹底するよう改めて同校を指導するとともに、再発防止について各学校へ周知していくという。

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