まん防解除でも「医療のひっ迫を招かない」 リバウンドしないための施策実施

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は都の全域で始まった「東京都リバウンド警戒期間」についてや、人権問題都民講座として開催される「現役ユーチューバーが発信するアイヌ文化と『等身大の自分』~関根摩耶さんと『しとちゃんねる』の挑戦~」紹介しました。

◆4月24日まで 都内全域「東京都リバウンド警戒期間」

3月22日(火)から、都内は、「東京都リバウンド警戒期間」が始まりました。

「東京都リバウンド警戒期間」は、国の「まん延防止等重点措置」の全面終了を受け、人の移動などが活発になる年度末を控えた状況や、ワクチン接種の状況などを踏まえて、この機にリバウンドを起こさせないために実施されています。
期間は4月24日(日)まで、対象区域は都内全域です。

現在の医療提供体制を維持しながら、ワクチン接種のさらなる加速、徹底した感染リスクの回避を実践して、「医療のひっ迫を招かない」ことが重要だとしています。

主な高齢者向けの対策として、高齢者医療の支援型の臨時医療施設を、旧女子医大東医療センターの体制を強化し、さらに多くの患者を受け入れます。

病床の有効活用を目的に、新型コロナの治療が済んだ高齢者の、療養病床への転院をさらに加速させ、あわせて、介護の度合いに関わらず、要介護の患者にかかる診療報酬の引き上げを国に要望するということです。

主な子どもへの対策では、自宅療養中に容体が変化した子どもに対する往診やオンライン診療体制を強化することで、各家庭で安心して療養できる環境を整備するということです。

そして、ワクチンの3回目接種の実施を推進するため、都の大規模接種会場を拡充させて、ワクチンバスと合わせて、1日、合計約2万回の接種を可能にするということです。

こうした都の対応にあわせて、都民に対しては、引き続き、マスクの着用・こまめな換気・"3密”の回避など、基本的な感染防止対策の徹底に、歓送迎会や卒業パーティなど、飲食機会が増える会食は、認証店を選び、少人数・短時間としてほしいとしています。

また、都では、企業などに対して、事業継続をサポートするための支援策や実施期間を延長します。

企業などの皆さんには、テレワーク・時差出勤など、人との接触を低減する取り組みを徹底するよう呼びかけています。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/03/17/53.html

人権問題都民講座「現役ユーチューバーが発信するアイヌ文化と『等身大の自分』 ~関根摩耶さんと『しとちゃんねる』の挑戦~」が開催されます。

今回、都民講座の講師を務めるのは、YouTube「しとちゃんねる」で、自らのアイデンティティとしてのアイヌ文化について発信している、ユーチューバーの関根摩耶さんです。

新年度、第1回の人権問題都民講座「現役ユーチューバーが発信するアイヌ文化と『等身大の自分』 ~関根摩耶さんと『しとちゃんねる』の挑戦~」は、4月16日(土)午後2時~4時まで、東京都人権プラザ1階セミナールームとリモートで開催予定です。

定員は、会場参加が40人、リモート参加が100人です。
応募多数の場合は抽選になりますが、リモートの定員は増員もあります。
参加費は無料です。

参加を希望する方は、東京都人権プラザへ、電話(03-6722-0123)、またはEメールで、4月11日(月)までにお申し込みください。

また、フォローアップ企画として、関根さんとゲストによるトークが、後日、東京都人権啓発センター公式YouTubeチャンネルにて配信予定です。

詳しくは、東京都人権プラザのウェブサイトをご覧ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/03/15/08.html
https://www.tokyo-hrp.jp/lecture/lecture_2022_01.html

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、中村美公
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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