海洋プラスチックごみ問題の対策会議 回収ステーションで散乱減少 宮城・気仙沼市

流出したプラスチックごみで海が汚染される、いわゆる海洋プラスチック問題について、宮城県気仙沼市で対策会議が開かれました。

気仙沼市では、海洋プラスチックごみの排出ゼロを目指し漁協や有識者などで構成する対策推進会議を設置していて、22日は2021年度の活動などが報告されました。

2021年6月から市内の漁港6カ所に漂着ごみなどを回収する海ごみ回収ステーションを設置し、ごみの散乱が減ったということです。

海岸清掃を行う団体に奨励金を交付する新規事業では、6つの団体約700人が参加しました。

今後はごみの漂着状況などを示した浜マップを作成し、効果的に清掃できる仕組みを作るということです。

海洋プラスチックごみの約8割が陸上で発生することから、新年度は市民全体にごみ削減の意識が広がる取り組みにも力を入れる方針です。

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