ドラゴンズOB藤井淳志の持論「ストレートに振り負けるな」

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東海ラジオ『大澤広樹のドラゴンズステーション』(月~金17:15~19:00)3月17日の放送で、コメンテーターの藤井淳志氏が、期待の新人・鵜飼航丞(こうすけ・右投げ右打ち)について話した。鵜飼は、力強い打撃が魅力の外野手。しかし、ここへきて打撃の調子を落としている。

藤井氏は「監督は(鵜飼の打撃が)今のままでは、開幕はちょっとと思っているだろう。改善しながらということになると思う。特に見逃し三振はよくない。印象が悪い。手も足も出なかったという、受け身に見えてしまう」と話した。

そして「左方向への当たりが多い。オープン戦の始めは(相手に)打たせてもらえる。相手は、そうやってデータを集める。データから、得意な球、苦手な球を分析してくるので、開幕が近づくと打てなくなる。そこからどうするか、スコアラーと相談したりしながら、何を変えていくべきか。技術的にもそうだが、頭の中を整理していくことが大事」と解説した。

中でも「ストレート(速球)への対応」がポイントとして「ストレートを強く打ち返す。真っすぐを打ちに行くことで、変化球も打てるようになる。投手にとってもストレートは大事。打者は、それを打ち返すことが基本」と重ねて強調した。そして「鵜飼には、そこが見えてないのかも」と加えた。

ここで「ストレートに振り負けない(負けなかった)選手」を訊かれると、藤井氏は「森野将彦(現ドラゴンズ打撃コーチ)」の名前を挙げた。藤井氏は「(森野コーチが)ピカイチ。真っすぐを打つ能力はすごい。簡単に打つ(ように見える)。それは大きな武器」

「真っすぐが打てると、相手の投手は、変化球主体のピッチングになる。それを狙いに行ける。大事な場面で、相手投手は変化球で逃げようとする。すると、変化球を待つことができる」

「投手と打者との駆け引きで、投手側に相手打者のデータがあることで、投球の選択肢が狭められて、打者有利に働くことがある。プロは個性。色。強みを持つこと。特に、速くて力のあるストレートに振り負けず、しっかりと打ち返すことで、強みが生まれる」と話した。

大澤広樹のドラゴンズステーション

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週火曜~金曜 17時15分~19時00分

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