任期満了に伴う壬生町長選は22日告示され、無所属の現職小菅一弥(こすげかずや)氏(60)=自民推薦=のほかに立候補の届け出はなく、小菅氏が3期連続の無投票で4選を果たした。
小菅氏は午前8時、同町通町の雄琴神社で必勝を祈願。同9時半に同町福和田の選挙事務所で出発式を行い、「5月に新庁舎の開庁、(米国系会員制量販店の)コストコのオープンを夏に控え、町内外に『壬生町は元気なまち』だと発信してきた。町民の声をよく聞き、次の町に期待していただける政策を実行していきたい」と支持を訴えた。
午後5時に立候補の届け出が締め切られ、小菅氏の無投票当選が伝わると、選挙事務所に集まった支持者から大きな拍手が湧き起こった。その後の当選報告会には、佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員や、佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長ら4市、星野光利(ほしのみつとし)上三川町長ら6町の首長、県議らが駆け付けた。
小菅氏は「私の勝利は町民の皆さんの勝利。これまでの政策を支持していただいた皆さんの熱い思いを大事にしながら、『この町はいいな』と思ってけるよう、4期目も務めたい」と決意を語った。
小菅氏は昨年12月に立候補を表明。自民党の推薦のほか、大半の町議や各種団体から幅広い支持を得て、盤石の態勢を築いた。
【小菅一弥氏の略歴】壬生町長3期。2010年初当選。町議4期。日本大卒。同町上稲葉。