箱根・大涌谷自然研究路、28日再開 7年ぶり噴煙地散策可能に、入場人数は制限

大涌谷の自然研究路(資料写真)

 箱根山(箱根町)の火山活動の影響で閉鎖されていた大涌谷自然研究路(延長約700メートル)の再開日が28日に決定した。入場人数などを制限するが、2015年5月の閉鎖から約7年ぶりに噴煙地を散策できるようになる。

 新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の解除を受け、神奈川県が22日、発表した。黒岩祐治知事は会見で「安全には配慮しながら再開する。火山のパワーを身近で体験できるので、ぜひ行ってみてほしい」と述べた。

 1回当たりの入場者数を30人に制限し、監視員の引率で40分間散策する形とした。入場は毎日午前10時から午後2時半まで1日4回実施するが、火山ガスの濃度が高まった場合や悪天候時は中止する。

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