コロナ「バイバイ」で…ステーキの量も「倍」! 神楽坂の飲食店で

新型コロナウイルスによる「まん延防止等重点措置」が3月21日で解除されました。飲食店で本格的な営業再開の動きが進む中、“コロナバイバイ”というメッセージを伝えるため、商品の量を“倍”にして提供するユニークな取り組みが行われています。

東京・新宿区神楽坂にある飲食店「サクレフルール」は、まん延防止等重点措置の影響でおよそ1カ月半の間にわたって営業を休止していましたが、措置の解除を受け、22日から営業を再開し「まん防卒業!コロナバイバイキャンペーン」と名付けたイベントを始めました。「"まん防”卒業」の卒業証書に見立てたメニュー表には「お値段据え置きで倍量進呈」の文字が踊ります。これは人気メニュー3品を通常と同じ価格のまま、量を「倍」にして提供するというものです。

炭火で焼き上げられたアンガス牛のサーロインステーキも通常150グラムのところ、お値段そのままで300グラムという大盤振る舞いです。店では、飲食店で苦しい状況が続く中でも、来店した人に感謝を伝えるためにキャンペーンを始めたといいます。サクレフルールの塩野完知料理長は「まん延防止等重点措置が解除になると同時に、今回の解除で"コロナともバイバイ”できればという思いを込めて企画を始めた。これから自由に食事を楽しんでいただけるようになるが、その中で当店を選んでいただいたことに感謝を込め、お客さまに還元できればと思っている」と話しています。

このキャンペーンは3月31日まで行われ、ディナータイムが対象になっています。

<東京都が「バーチャル花見」 アバターで散策&利用者で会話も!>

飲食店でもユニークな取り組みが始まる一方で、東京都は花見に関する新たな取り組みを開始しました。それが「デジタル上野の杜(もり)」です。

自宅からでも上野公園の桜をバーチャル空間で楽しめるもので、東京都と東京芸術大学、東京大学が共同で事業に取り組んでいます。参加者は自らの分身となるアバターを通じて公園を散策することができ、利用者同士で会話をすることもできます。参加を希望する人はパソコンに無料のアプリを入れることでバーチャル空間を楽しめるということです。

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