宿敵バルセロナとのエル・クラシコに0-4という歴史的惨敗を喫したレアル・マドリー。
カリム・ベンゼマを欠くなか、カルロ・アンチェロッティ監督の0トップ戦術は不発に終わった。
その一戦でベンチ入りしたエデン・アザールとルカ・ヨヴィッチは最後まで起用されず、ギャレス・ベイルはベンチから外れている。
そうしたなか、『Marca』は彼らが起用されない理由を分析していた。
まず、ベイルだが、彼はもはやレアルにプライオリティを置いていないという。
アンチェロッティ就任直後には笑顔を取り戻すなど状況が好転したかに思われたベイルだが、故障再発によって全てが崩壊。その後、彼はウェールズ代表を優先するようになり、クラブでは欠場するも代表には合流するようになった。
英国からレアルの事務所に3万ユーロ(400万円)の医療請求書を送りつけてきたという話もあるそう。現在は、マドリッドにいたりいなかったりするほか、治療もクラブ外の専門家に依頼しているとか(その請求もクラブが支払っているという話も)。
一方、アザールはアンチェロッティ監督との関係が冷え切っているようだ。
明るくて親しみやすい彼は“いい子”であり、チームメイトやスタッフから愛されている。腐ることもなく問題を起こさない点は指揮官も高く評価している。
だが、アンチェロッティはアザールを起用していない。彼が縦への推進力を失ってしまい、ゲームにほとんど寄与できていないと見ているようだ。
序列的に最下層になってしまったアザールは問題こそ起こしていないものの、この現状を不当な扱いだと考えているという。
エルチェ戦後にアンチェロッティとのハグを拒否したほど関係性は冷え込んでいるとも。指揮官は単純にパフォーマンスが不十分だと見ているようだが。
【動画】もはや“空気”!?ベイル、アザールに向けた謎の笑いシーン
そして、ヨヴィッチについては、クラブ側が愛想を尽かしてしまった模様。
ジネディーヌ・ジダン前監督に続き、アンチェロッティも彼を見切ったという。チームメイトたちも日々のパフォーマンスは先発の座を争うのに十分ではないと見ているとか。
ロッカールーム内では、彼がいつやってきて、いつ帰ったのかに気付かないと囁かれており、幽霊状態になっているとも。
クラブはフランクフルトから復帰した後に売却を試みたものの、どこからもオファーがなかったためにやむなく残留させたとか。