新潟市秋葉区で「市役所職員」を名乗り100万円を騙し取る特殊詐欺、警察が捜査を開始

秋葉警察署

秋葉警察署は23日までに、新潟市秋葉区在住の60歳代女性から特殊詐欺(還付金詐欺)の被害の届出を受理し、捜査を開始した。

同署によると21日14時過ぎころ、被害にあった女性の自宅に「市役所職員」を名乗る男性から電話があり、「介護保険料が還付される。ATMで手続きが済む」などと言われた。

女性は同日15時30分ころ、秋葉区内の金融機関のATMコーナーへ行き、指定された電話番号に電話をしたところ、最初とは別の男性からATMを操作するように指示された。その指示通りに操作したが、直後に女性は他人名義の口座へ約100万円を振り込み騙し取られたことに気がつき、警察へ相談した。

同署の星豊副署長は「同様の手口の事件は直近で頻発しているわけではないものの、市役所職員を名乗る詐欺はよく報告されている。市職員がこのように電話で伝えることはないし、特にATMで還付金の作業を進めることもないので、気をつけてほしい」と注意を呼びかけた。

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