NHKが道内4地域で新ローカルニュース番組! 加藤浩次MCの「北海道スタジアム」も完結へ

NHK北海道は、3月18日に2022年春の改編会見をNHK札幌拠点放送局で行い、4月4日から「道央」「道南」「道北・オホーツク」「道東」の道内4地域に向けた新しいローカルニュース番組を新設することを発表した。これまで5分間だった地域ニュースが15分間に拡大し、地元ニュースや気象情報をより詳しく伝えることになり、同局の梅岡宏局長は「より身近で役に立つNHKを目指したい」と抱負を述べた。

同局ではこれまで、NHK総合で夕方6時台に放送しているニュース番組「ほっとニュース北海道」(月~金曜午後6:10、北海道ローカル)の中で5分間、道内各地のローカルニュースを伝えていた。4月からはこのローカルニュース枠を15分に拡大し、新番組化する。

新番組は、NHK総合でそれぞれ月~金曜午後6:40から放送。道央地域向けは「ほっとニュース 道央いぶり DAY ひだか」、道南地域向けは「ほっとニュース 函館」、道北・オホーツク地域向けは「ほっとニュース 道北・オホーツク」、道東地域向けは「ほっとニュース ぐるっと道東!」とする。各エリアに向けてより詳しい地域情報を発信するほか、災害報道もきめ細かく伝える。なお、「ほっとニュース北海道」のメインキャスターは瀬田宙大アナウンサー、石川晴香アナウンサーが引き続き務める。

会見に登壇した「ほっとニュース 道央いぶり DAY ひだか」のキャスターを務める瀬田アナは、「人の行き来をより活発にし、情報アイデアの交換を促す番組となるため、対象となる70市町村の新しい地図を作りたい」、「ほっとニュース函館」を担当する上野速人アナウンサーは「『なんか見ささる(道南の方言で「つい見てしまう」という意味)』をキャッチコピーに、道南の方が見たい・知りたい情報を深掘りし、道南の未来を明るく照らします!」、「ほっとニュース道北・オホーツク」を担当する鈴木遙アナウンサーは、「身近な話題をどんどん取り上げ、地域おこし協力隊とも協力しながら道北・オホーツクの皆さんとつながりたい」、「ほっとニュースぐるっと道東!」の赤松俊理アナウンサーは、「道東32市町村の魅力を伝えるため、双方向型の課題解決型番組を目指したい」と、それぞれ意気込みを語った。

さらに、道東地域向けには、神門光太朗アナウンサーが出演するNHKラジオ第1の新番組「釧路根室十勝のすべて」(午後5:05、釧路・根室・十勝地方向け。初回は4月25・26・27日)もスタートする。

梅岡局長は「札幌・函館・旭川・帯広・釧路・北見・室蘭の道内7つの放送局がこれまで以上に強く結束し、地域サービスを拡充するので、ご期待ください」とアピールした。

会見ではこのほか、NHK総合で3月26日に放送する、北海道・小樽出身の加藤浩次が総合司会を務める生放送番組「北海道スタジアム 冬ノ陣」(午後6:05/午後7:30/午後9:00、北海道ローカル)のゲストに森崎博之(TEAM NACS)、徳井健太(平成ノブシコブシ)、アサヒ(Little Glee Monster)、浜島直子(モデル・絵本作家)などを迎えることも明かされた。同番組は、北海道179市町村の代表者がリモート出演し、地元の魅力を語り尽くす年4回にわたる大型特番情報バラエティーだが、同局担当者は「まだ紹介できていない市町村が61もあるので、時間が許す限り魅力を伝えてもらうつもり。果たして全市町村が発言でき、無事完結できるのか。長時間ですが、目を離さずにご覧いただければ」と話した。

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