ウクライナ大統領・ゼレンスキー氏が国会で演説!その内容とは!?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

本記事は3月22日に公開された動画の内容を基に構成しています。

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2022年3月22日に公開された動画のテーマは……ゼレンスキー氏、国会演説で何を語る!?

【このトピックのポイント】

・3月23日にウクライナ大統領・ゼレンスキー氏が国会でリモート演説を実施

・演説受け入れに関して政界は議論不足?安全保障上のリスクが高まる可能性も

・ゼレンスキー氏は北方領土、日ソ中立条約破棄と絡めて日本に軍事支援を求めるのでは?

ゼレンスキー氏の国会リモート演説実施へ

3月23日にウクライナ大統領・ゼレンスキー氏が日本の国会でリモート演説を実施することが決まりました。

海外の元首が、国会でリモート演説するのは初めてのことです。

すでにイギリス、カナダ、ドイツなどで演説しており、アメリカ連邦議会では真珠湾攻撃を引き合いに出したことで、日本国内で物議を醸しました。

この演説に先立って日本の国会では、前例や、実施できる環境が整っていないことが話題になっていましたが、そもそもゼレンスキー氏が国会で演説することそのものについてあまり議論されていなかったようにも見受けられます。

ゼレンスキー氏が世界各国の議会で演説を行う目的は、各国に支援を求めることです。

演説の内容次第で今後の日本にとって安全保障や外交の問題が更に現実味を帯びたものになる可能性があると言えるでしょう。

今回の演説受け入れは、日本が武力侵攻を非難するという表明にはなるものの、NATO加盟国ではない日本がその演説を受け入れる意味について、もう少し議論すべきだったのかもしれません。

では実際に、ゼレンスキー氏は国会演説でどのような内容を話すのでしょうか。

これまでのゼレンスキー氏の各国での演説内容を見てみると、大きく2つの話題に分けられます。

1つは、演説する国の歴史に絡めたもの。

ドイツではベルリンの壁、イスラエルではナチスドイツのホロコーストをウクライナの現状になぞらえ、議会と国民の心情に訴えました。

2つ目は、軍事支援を求めるものです。

アメリカでの演説で、ゼレンスキー氏は飛行禁止区域の設定を求めました。

ちなみに、アメリカがウクライナ上空を飛行禁止区域に設定すると、世界的な武力衝突に発展する恐れがあり、アメリカはかなり消極的です。

この2点を踏まえると、ゼレンスキー氏は演説で北方領土問題や1945年の日ソ中立条約の破棄を引き合いに出すことが考えられます。

また軍事支援に関しては、日本の人工衛星の情報の提供を求める話が一部で報道されています。

3月23日、ゼレンスキー氏がどのような演説をするのか気になるところです。

有権者が参院選で重視する政策は?

ここで、先日調査した参院選で重視する政策について振り返ってみましょう。

電話調査における「外交・安全保障政策を重視する」という回答が、インターネット調査、またはこれまでの調査と比較しても高い数字になったのが特徴でした。

電話調査の回答者層はテレビや新聞に触れる機会が多いため、既存のマスメディアの影響を強く受けたと見られます。

また、与党支持者に限ってクロス集計した結果は以下の通りです。

外交・安全保障に対する関心の高さは、自民党は18.0%で公明党は4.8%とかなり違いが出ています。

自民党として外交・安全保障の意識の高まりはプラス要因になりうるのでしょうか。

ゼレンスキー氏の演説含め、今後の流れに注目です。

調査内容と結果についてはこちらの記事もご覧ください。

【関連】参院選の争点とは?ハイブリッド調査で探ってみた!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

動画本編はこちら!

スピーチライター・千葉氏はゼレンスキー氏の演説をどう評価する?

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調査概要

調査は令和4年3月12日(土)と13日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で1001件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査はスマートフォンアプリ(Gunosy)のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。

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