新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は23日、市内に住む60代～90代の男女3人の死亡と、市内外に住む10歳未満～90代の男女702人の感染が新たに確認されたと発表した。
市保健所によると、死亡した同市高津区の60代女性は発熱したため検査を受け、2月15日に陽性が判明。市内の病院に入院し、2月28日に死亡した。女性は基礎疾患がなく、ワクチンを2回接種していた。感染経路は不明という。
同市中原区の90代男性は、別の疾患で市内の病院に入院中、せきなどの症状が現れ、3月16日に陽性が判明、同19日に死亡した。感染経路は不明という。
同市川崎区の80代男性は感染経路不明で、息苦しさを訴えて検査を受け、2月25日に陽性が判明。同日に市内の病院に入院し、3月20日に死亡した。男性は基礎疾患があった。
感染者の年代別の内訳は、10歳未満が157人、30代が132人、40代が115人、20代が106人、10代が91人、50代が70人、60代が17人、70代が9人、80代が3人、90代が2人。660人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は42人で、このうち家庭内感染は41人。
市は、関係者の感染が判明した保育所12施設を臨時休園すると発表した。当該施設は次の通り。
▽夜間保育所あいいく（川崎区）▽つくし保育園（幸区）▽小学館アカデミーかりやど保育園（中原区）▽アートチャイルドケア武蔵中原（同）▽玉川保育園（同）▽すみれ保育園（同）▽わらべうた溝の口南口保育園（高津区）▽こどものいえもも保育園（宮前区）▽もものか保育園（同）▽たつのこのはら保育園（同）▽ゆりの花保育園（多摩区）▽クレアナーサリー新百合ケ丘（麻生区）
