Suspended 4th、1st シングル「KARMA」レコ発ツアー決定!

4月に1st シングルをリリースする Suspended 4th。新作「KARMA」を引っさげてのレコ発ツアーが決定した。 ツアーファイナルはバンド史上最大キャパの恵比寿LIQUIDROOMで開催。この発表と同時にオフィシャルファンクラブではチケット先行を開始する。

「KARMA」作品概要

4人組ロックバンドSuspended 4thが初音源『GIANTSTAMP』をPIZZA OF DEATHから発表して2年9ヶ月の時が経った。平均年齢20代中盤という若さからは想像できない音楽性と演奏力の高さは、耳の肥えたロックファンの心をがっつり捉えた。東名阪を回るレコ発ツアーは即日完売し、追加公演となる東名阪ツアーもまた完売。 どこにも属さず純度の高いオリジナリティを誇るサウンドは特に中堅以上の先輩バンドに好かれ、いきなりthe band apartやNothing’s Carved In Stoneらとの共演を果たすなど、音源とライブの力でシーンを駆け上がっていく……かと思われたが、彼らの前にコロナ禍が大きく立ちはだかった。2020年、初めて参加したスペースシャワー列伝の全国ツアーは道半ばで中止。出演が決まっていた山人音楽祭、THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL、京都大作戦、MONSTER baSHといった全国各地の主要フェスも中止。2021年に関しても同様出演が決まっていたフェスの殆どが中止になった。 しかし、サスフォーの4人には他のバンドにはないDIY魂があった。元々、路上ライブを中心に活動しているバンドを集めた野外フェス「STREET MUSICIAN SUMMIT」を主催したり、路上ライブのフィールド・レコーディングを行ったり、アメリカのハリウッド、サンタモニカ、ベニスビーチで路上ライブを敢行するなど、彼らの活動は常識にとらわれていなかった。コロナ禍においてもこの逆境を利用して、主催フェスの「STREET MUSICIAN SUMMIT」を捩り「STREAMING MUSICIAN SUMMIT」というYouTubeチャンネルを開設し高画質高音質のライブ配信をしたり、感染症対策を万全にした上で何度延期になろうとも果敢にツアーを組むなど、歩みを止めなかった。 そんな彼らの活動を一線で活躍しているバンドが見逃すわけがない。SiM、MAN WITH A MISSIONといったバンドが次々と彼らに声をかけ、マンウィズに至っては大阪城ホール公演という大舞台にサスフォーを引きずり出したのである。 この間、彼らは3曲の配信限定シングルを発表し、来る2022年4月、満を持して全国流通としては初のCDシングルをリリースすることが決定した。オープニングナンバー「KARMA」はクラシックロックの大きなグルーヴと現代のキレが融合したかのような強烈なリフで幕を開ける。このリフだけでも延々聴いていられるぐらい中毒性が高い。4人の演奏技術の高さはもはや説明不要。国内最高峰のロックアンサンブルを濃厚に放出している。色気と野性味が混ざりあうKazuki Washiyamaの歌も相変わらず魅力的だ。「KOKORO-DOROBOW」は初期のデモ音源に収録されていた楽曲のリレコーディングバージョン。コアなファンにとっては待望の再録となる。 そして、今作には上記2曲のインストバージョンが収められている。90~00年代カラオケ全盛期のJ-POPならいざ知らず、彼らのように泥臭さしかないバンドがなぜ?と不思議に思うリスナーもいるかもしれないが、彼らのホームグラウンドである路上ライブはインストで行っており、今回の音源にもその形に沿ったものを音源化した次第。聴けばわかるがこれは「カラオケバージョン」なんていう生易しいものではなく、サスフォーというバンドの技術力にフォーカスして楽しむもの。ボーカルバージョンと別物として聴いてみてほしい。 また特典DISKにはサスフォー初となった2021年10月7日出演したSTUDIO COASTでのライブが丸ごと収録される。尚特典DISKはフィジカル購入者限定となっており、配信の予定は現在のところない。 このシングルを皮切りに2022年のサスフォーは本格的な進撃を再開する。これまでの2年がただの足止め期間じゃなかったことを彼らはきっと証明してくれるだろう。サスフォーの音が街で鳴り響くたびに、日本のロックシーンに変革が起こるのだ。

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