沖縄コロナ913人感染 県「3連休で接触増」 対策徹底を呼び掛け(3月24日朝まとめ)

 沖縄県は23日、新型コロナウイルスに感染し療養していた中部保健所管内の70代男性が死亡し、新たに10歳未満から90代の913人が感染したと発表した。前週水曜より86人増えた。20代の感染者数や飲食を介した感染も増えていることから、県の担当者は「感染流行の初期段階の特徴と同じ状況と考えている」と警戒し、感染対策の徹底を求めた。
 ▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 感染者数が900人台に上った要因について、県は、休日の影響で22日の新規感染者数が少なかった分、23日の感染者数に上積みされた可能性を挙げた。糸数公医療技監は「3連休に人の流れが増え、県外の人との接触を含めて感染機会が増えている」と話した。
 県内の累計の死亡者数は438人となった。新規感染者のうち、推定感染経路が判明したのは397人で、内訳は家庭内244人、友人知人81人、職場内38人、飲食19人、施設内11人、その他4人。年代別では20代が最多の194人、10代186人、30代153人などと続いた。米軍関係は新たに27人の感染が県に報告された。
(吉田早希)
 
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