会話をカルテ化する「kanaVo」、オンライン診療対応モデルをリリース

診察中の会話音声を解析してカルテ化

kanata株式会社は、2022年3月18日、音声解析AIツール『kanaVo』のオンライン診療対応モデルの提供を開始しました。

『kanaVo』は、診察中の会話音声を解析してカルテ化することで、医師の入力負担を軽減するツールです。新モデルは、コロナ禍以降に急増したオンライン診療においても医師を支援すべく提供が開始されています。

患者の状態変化に気づきにくいオンライン診療

『kanaVo』は、「医師と患者の診察時における会話」に特化した音声解析AIツールとして開発されました。診察時に生じやすい「マスク越しの早口」や「騒音下での会話」といった音声も高精度で認識し、認識結果はAIがカルテ形式に要約します。様々なデバイスで利用可能なWebシステムである点も特徴です。

『kanaVo』を提供する中で同社には、カルテ入力に悩む医療者から様々なニーズが寄せられるようになりました。その中で「オンライン診療では患者の状態変化に気づきにくい」という声があることに、同社は着目。カルテ入力の削減を通じて医師が患者の状態把握に専念できるよう、オンライン診療対応モデルを提供するに至りました。

「育成」に協力する医療機関を募る

『kanaVo』のオンライン診療対応モデルについて同社は、医療現場での実用こそが有効性向上につながると判断。そのため、推奨マイクの提供や月5時間の無料利用枠設定といった施策を通じて『kanaVo』の「育成」に協力する医療機関を募っています。

同社は今後『kanaVo』において、看護師向けや歯科用といった様々なモデルのリリースを予定しています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

kanata株式会社

急増するオンライン診療の問題点を音声解析で解決 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/

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