『夢の駅弁』小学生絵画コンクール 末永さん(精道小6年)グランプリ

グランプリに輝いた末永さんには実物化した弁当がサプライズで贈られた=県庁

 新幹線に乗って食べてみたい夢の駅弁をテーマに、長崎県内の小学生を対象に実施した絵画コンクールの表彰式が19日、県庁であった。グランプリには長崎精道小6年の末永らんさん(12)の「光り輝く!長崎のお弁当」が選ばれた。
 西九州新幹線(長崎―武雄温泉)開業準備実行委員会が9月23日の開業に向け機運を高め、子どもらに各地の特産品を知ってもらおうと企画。昨年11月24日から今年1月18日まで募集。688作品の応募があり、入賞6作品、入選24作品が決まった。

準グランプリの前田さんの作品「KAMOMEげんていカステラフルーツサンド弁当」(県提供)

 末永さんは黒崎教会のステンドグラスをイメージした弁当箱にレモンステーキや皿うどん、あごだし飯や県内でとれた野菜など名物をたくさん詰め込んだ。「トマトの新鮮さを表現するのに時間が掛かった。一生懸命書いた作品が選ばれてうれしい」と喜んだ。
 表彰式で同実行委の日高雅之会長は「どういう思いを込めて描いたかも評価の対象になった。思いがよく伝わる作品がたくさんあった」と話した。入賞作品は4月中旬まで県庁1階エントランスホールで展示する。

© 株式会社長崎新聞社