気候変動対策、沖縄からアクションを 大学生が団体発足 札幌や山梨つなぎオンラインイベントも

 環境活動家グレタ・トゥンベリさん発の気候変動への対策を求める世界の若者のムーブメントFridays For Future(FFF=未来のための金曜日)。日本組織の沖縄支部を1月、名桜大1年の酒勾榛(さかわはん)さんが立ち上げた。初のイベントとして3月25日、「札幌・山梨・沖縄ワークショップ ミッケ! 一緒にアクションする仲間たち」をオンラインで開く。「気候変動と自分たちのつながりを知り、行動する仲間を増やしたい」と参加を呼び掛けている。

 酒勾さんは米国での人種差別反対運動から考えを深めて環境問題に関心を持った。気候変動やビーガン(完全菜食主義)の活動をする若者たちをSNSで見て「個人の小さな行動だけでなく、政治や社会の仕組みを考える活動が必要だ」と思うようになった。

 岩手県から沖縄に進学し「沖縄の開放的な雰囲気に刺激されたのかな」とFFF沖縄支部の結成を決意。SNSで呼び掛けると県内の高校・大学生6人が加わった。

 3月25日は世界気候アクションとして世界中でさまざまな催しがある。酒勾さんたちは、同時期に結成されたFFFの札幌、山梨の支部と連携してオンラインで各地の取り組みを共有し、後世に残したい「古里自慢」の写真を発信する。

 Zoomの参加IDは958 1616 6887、パスワードはwelcome、詳細は「世界気候アクション0325」で検索。

 (黒田華)

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