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2022年3月23日に公開された動画のテーマは……どうなる!?アメリカ中間選挙
その仕組みや現在の情勢を解説します!
【トピックのポイント】
・アメリカ中間選挙は大統領の任期半ばに行う「信任投票」的な選挙
・「トリプルブルー」の現状から「ねじれ」が発生するかどうかがポイント
・トランプ氏返り咲きの可能性もあり
どうなる!?アメリカ中間選挙
2022年11月8日にアメリカ中間選挙が予定されています。
アメリカ最大のイベントともいえるこの中間選挙。
まずはその仕組みをおさらいしてみましょう。
中間選挙とは?
アメリカの中間選挙は、大統領の任期半ばに実施される選挙です。
連邦議会上院の3分の1の34議席、下院の全議席にあたる435議席が改選されます。
この上院と下院にはどのような違いがあるのでしょうか。
各州の人口比にあわせて議席が割り振られる下院に対し、上院は州の規模に関わらず50の州から2名ずつ議員が選出され、各州が平等に代表権を持つ仕組みになっています。
外国との条約を締結するにあたって承認権を持つのも上院の特徴です。
これらのことから上院は、州が強い力を持つアメリカという国家を象徴する議会制度と言えるのでしょう。
中間選挙のポイント
2022年の中間選挙は、大統領と議会の「ねじれ」が発生するかどうかがポイントです。
2020年の大統領選挙以降、民主党が大統領と上院・下院の実質過半数を占めています。
この状況を民主党のシンボルカラーが青であることから「トリプルブルー」と呼ぶことも。
中間選挙は大統領の任期半ばに行われ、それまでの政策に対する批判から野党が勝つ傾向にあります。
そのセオリー通りに行けば、中間選挙は共和党が勝利し、大統領と議会にねじれが発生するというわけです。
もう一つ気になるニュースといえば、昨年行われた10年に1度の下院選挙区の区割りの見直しがあります。
これによって共和党は有利になる予定だったのですが、民主党がプロジェクトチームを作ってこれを阻止。
現状、上院下院ともに互角の戦いといったところのようです。
バイデン政権の支持率と推移
ここで、バイデン政権の現在の支持率をみてみましょう。
日本ではあまり報じられていませんが、バイデン政権は現在支持率が50%を切り、不支持が上回っている状況にあります。
契機となったのは2021年8月のアフガニスタン撤退。
これによりいわゆるハネムーン期間が終了し、批判しやすい空気がアメリカに広がったことが原因です。
とはいえ、中間選挙の投票先は政権への支持や経済状況がそこまで大きく影響しないということもあり、特に下院においては選挙区ごとの支持率の変動を中止する必要がありそうです。
対する共和党内ではトランプ派と主流派の争いが起きています。
主流派としてはトランプ氏と距離を取りたいと考えているものの、トランプ氏自身の潤沢な資金力や熱烈なファンによる支持といった影響力を無視しきれない状況が続いているようです。
トランプ氏本人も返り咲きを狙っており、共和党の動きも目が離せません。
動画本編はこちら!
アメリカの選挙事情について渡瀬氏がマニアックに解説!
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