地震の影響でいまだに52世帯で断水が続く 仙台・青葉区西部の団地

16日の地震の影響で、仙台市青葉区新川の団地では今も52世帯で断水が続いています。住民は雨水を貯めて使うなど、不便な生活を余儀なくされています。

青葉区新川の団地では、民間の事業者が管理する専用水道を利用していますが、地震の影響で52世帯で今も断水が続いています。

住民「先日娘たちが来た時にちょうど雨が降ったので、空いてるバケツに全部入れてくれた。一番心配なのはトイレですねトイレ流すのが」

事業者が依頼して行われた調査によりますと、水道管の本管1カ所に亀裂が入り漏水していて、他の部分も損傷している可能性があるということです。

住民は、仙台市が貸し出した給水タンクに受水槽の水を貯めて使っているほか、高齢者や車がない家庭には自治会が水を届けています。

自治会によりますと、事業者側は「直したいがお金がない」と話していて、復旧のめどは立っていません。

27日に事業者が説明会を開き、復旧に向けて住民らと費用の負担などを話し合うということです。

仙台市は「市が直接復旧に関わるのは難しく、非常に苦しい立場だが相談には乗りたい」として、説明会での協議内容も踏まえて解決に向けた道を探るとしています。

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