腸をダイレクトに刺激!朝のお通じを促す「ねじり強めのストレッチ」

おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。

みなさん、今朝のお腹の調子はいかがでしたか?

「あと少しで便が出そうなのに…」と、トイレの中で前かがみの姿勢になり、強くいきんではいませんか?

実はこの「いきみ」。肛門への負担が大きいため、注意が必要なんですよ。

そもそも排便時の姿勢は、それだけで肛門に負担がかかるもの。そこに強い力が加わり続けると、「痔」の引き金になることもあるのです。さらに、血圧がグンと上がってしまう恐れも。

もししばらくいきんでも便が出ないときは、思い切って一度トイレから出るといいとされています。そして、落ち着いて呼吸を整えたら、今日ご紹介する、腸を刺激するストレッチをおこなってみてください。

腸をダイレクトに刺激!お通じを良くする「ねじり」ストレッチ

ぞうきんを絞るときのように、上半身と下半身を反対方向にねじるストレッチなら、腸にダイレクトに刺激を与えることができます。早速やってみましょう。

1) 両足を伸ばして座ったら、右ひざを立てて左足の外側に足の裏をつく

※ 尾骨から頭頂部までが真っすぐになるように、背筋を伸ばして座ります。両手は、体の後ろにつきましょう

2) 体をやや後ろに倒したら、息を吐きながら右ひざを左側に倒し、上体は右側にねじる。呼吸を5回繰り返す。

※ 腰が丸まったり、反ったりしないように、尾骨から頭頂部までが斜め一直線の姿勢を保ちます

3) (1)の姿勢に戻ったら、今度は左ひざを立てて足の裏を右足の外側につき、反対側も同様にねじる。呼吸を5回繰り返す。

※ 腰に痛みがある方や、食後すぐの方は、強くねじりすぎないようにしましょう

***

いかがでしたか?

このストレッチのポイントは、体をねじっている間も、息を吸いながらお腹を膨らませたり、息を吐きながらお腹をへこませる動きをすること。

ねじりと呼吸の力を借りて、内臓のマッサージをするように意識してみてください。

余裕がある方は、(2)~(3)を2、3回繰り返してもOKです。

また「便が押し出せない状態」というのは、腹部の筋力の低下・衰えとも関係があるので、適度な腹筋運動を習慣にするのもよいでしょう。

それでは今日も、良い1日を!

☆この連載は<毎週金曜日>に更新です。来週もどうぞお楽しみに!

© アイランド株式会社