サッカー日本代表W杯出場決定 森保監督、吉田主将の出身地 長崎でも歓喜

後半ロスタイムに日本の2点目が決まり、拍手を送る来店者ら=長崎市、立ち飲み屋「ぽいち」

 日本がW杯出場を決め、森保一監督(53)と吉田麻也主将(33)の出身地・長崎でも歓喜の声が挙がった。長崎市銅座町の立ち飲み屋「ぽいち」を営む樋口紀彦さん(52)は森保監督の幼なじみ。勝利が決まると「これまで苦しい時もじっと我慢して頑張る姿を見てきた。本当によかった」と感極まっていた。
 サッカーファンが店に集まり、試合の行方を見守った。攻守が目まぐるしく入れ替わる展開。日本のチャンス時は拍手を送り、ピンチをしのぐと安堵(あんど)のため息が漏れた。スコアレスのまま終わるかと思われた後半終了間際、立て続けに2点が生まれると、客らが大いに盛り上がっていた。
 最終予選で勝てない時期、批判は指揮官に集中した。樋口さんは「悔しかったけれど、彼はしんが強くて決してぶれない。必ず最後はやってくれると信じていた」と森保ジャパンの勝利に誇らしげだった。

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