とちぎ国体に楢崎兄弟が出場へ 県スポーツ専門員に認定

楢崎智亜

 今秋に栃木県で開かれる第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」のスポーツクライミング競技に、東京五輪男子代表で宇都宮市出身の楢崎智亜(ならさきともあ)(25)=TEAM au=が栃木県代表として出場する見通しであることが24日分かった。

 同日開かれた県競技力向上対策本部会議で、国体で活躍が期待される選手を県が採用する2022年度の「県スポーツ専門員」に認定された。弟の明智(めいち)(22)=同=も認定され、世界トップレベルの兄弟がそろって地元国体へ出場することが濃厚となった。

 同競技は10月2~4日、壬生町総合運動場で実施される。国体では1チーム2人の団体戦でリード、ボルダリングの2種目を行う。楢崎兄弟は14年長崎国体にそろって出場し、少年男子ボルダリングで優勝している。

 22年度の県スポーツ専門員に認定されたのは新規16人を含む計56人。新規認定者では楢崎兄弟のほか、東京五輪水球女子代表の岩野夏帆(いわのかほ)(秀明大)、セーリング女子で国体過去6度優勝の小嶺恵美(こみねめぐみ)(愛媛県競技力向上対策本部)、ゴルフ女子の横山珠々奈(よこやますずな)(宇都宮文星女高)らが認定された。

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