「義理堅く偉大」宮崎市関係者しのぶ オルブライト氏死去

宮崎市民プラザでの歓迎行事を終えて市民と握手するマドレーン・オルブライト氏(左)=2000年7月30日

 女性初の米国務長官を務めたマドレーン・オルブライト氏が死去したことを受け、ゆかりのあった宮崎市の関係者は24日、功績をしのんだ。オルブライト氏を招いた元同市長の津村重光さん(74)は「子どもたちとの約束を果たそうとした義理堅い、偉大な女性だった」と振り返った。
 同市を訪れたのは現職だった2000年7月30日。主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)宮崎外相会合に合わせ中学生向けに講演予定だったが、中東和平交渉のために来日が見送りに。その後、改めて同プラザの完成を記念した米姉妹都市との交流行事に参加し、中学生らを前に講演し平和の尊さなどを訴えた。

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